週刊キッズパスポート 「コロナ禍でも負けない!新1年生のレッスンの様子を紹介!」
今年はコロナの影響で、通常より2ヶ月遅れでスクールのレッスンが始まりました。
2ヶ月遅れで始まったレッスン。英語だけの環境でみんな緊張・・・
私たちスクールスタッフも初めての経験のため、例年より遅れをとってしまうのではないか、コロナ対策の中でどのようにレッスンを実施していくべきか、不安が入り混じった中でのスタートでした。
生徒さんたちも、小学校という「新しい環境」、マスク着用、キープディスタンスなどの「新しい習慣・ルール」に加え、「英語だけで過ごすキッズパスポート」という3つの変化に慣れなくてはいけない状況から始まった6月でした。
そんな中でスクールのレッスンが本格的に始まってから約5ヶ月、今では自分から先生に話しかけたり、新しく入ってきた生徒さんの手助けをしてくれたりする新1年生の姿もみられるようになり、とても頼もしい姿をみせてくれるようになりました。
もちろん、最初からできたわけではありません。
今回は、この5ヶ月間での生徒さんの驚くような変化がどのようにして起こったのか?
キッズパスポートでの初期段階での取り組みを紹介しながら、説明したいと思います。
スクールには、生徒さんに守ってほしい「7スタールール」というものがあります。
先生たちは「7スタールールに沿って考え、行動してね!」と常に伝えています。
レッスン中には生徒さん同士で、「Always try!」と声がけをする光景も見ることができるくらい浸透しているルールです。
そしてこのルールの特徴の一番の特徴は、「英語力に関係がない」ということです。
子どもたちはついつい英語力だけで、優劣や○×をつけてしまいがちです。そうすると、わかないことを恥ずかしがったり、隠したりするようになります。
反対にできる子は、自分の方が偉いんだ、と間違った思い込みをしてしまうことにもつながり、それらはすべて英語力向上の大きな妨げになります。
これらのルールがあることで、入りたての生徒さんは、「とにかくこのルールを守ればいいんだ!」と思えるようになり、英語ではなく、ルールを守るということに考えがシフトしていきます。
体験見学にきてくださる保護者さまが、「みんな手をあげたり、積極的に発言していてすごいですね」とレッスンの様子をみて感想をおっしゃってくださることがあります。
「うちの子もこうなれるかしら?」「こうなってほしい」という、不安と期待をもたれていると思います。
またレッスンに参加してくれた体験生は、「みんな英語がわかってすごい。僕だけわからない」という不安な表情を浮かべ、緊張した様子を隠せません。当たり前ですよね。
でも大丈夫。7スタールールにある「Be Helpful」を守り、他の生徒さんが積極的にサポートをしてくれます。
体験が終わる1時間後に、レッスンどうだった?と聞くと「楽しかった!」と、明るい表情で少し成長した姿を見せてくれる体験生がほとんど。
すでに来年、2021年度の新1年生の募集を開始していますが、そのときの体験生をサポートしてくれるのは、6月からレッスンを始めた「新1年生たち」です。
他ならぬ現在の新1年生も、同じように今の上級生たちに体験の時や、わからないことがあると助けてもらっている経験があります。
自分たちが経験したことを、同じように体験生にしてくれています。
「間違える」「わからない」という不安からの脱出
キッズパスポートに通い始めた生徒さんの前に大きく立ちはだかる最初の壁が、「間違える」、「わからない」という不安です。 「間違えるの嫌だなぁ・・・恥ずかしいな・・・」「わからないのに当てられたらどうしよう・・・」当然の反応ですよね。 そこでキッズパスポートで、まず初めに先生が伝えることは、「間違ってもいいんだよ!」「わからなくて当たり前、とにかく何か伝えてみよう!」ということです。 しかしながら、先生がそう伝えても、すぐには自分が思ったことを発言できるようにはなりません。 そこで先生たちは、2段階で生徒さんをこれらの不安から脱出する手助けをします。みんなができる「7(セブン)スタールール」
脱出の手助けのために先生たちはまず、「Always Try (いつもトライする)」という7(セブン)スタールールのひとつを教え、生徒さんたちに実践をしてもらいます。7スタールール

跳び箱方式で「全員やる」を当たり前に
2つ目は実践編です。 「Always Try(いつもトライする)」を実際のレッスンの中で行ってもらうために、特にビギナーのクラスでは、「全員に当てる」ようにしています。 「これがわかる人、手をあげて!」 ではなく、 「じゃあ順番に全員答えていって!」 ちょうど学校で「跳び箱を順番に全員跳ぶ練習をする」方法です。 その狙いはもちろん、この「Always Try」を実践してもらうことです。全員トライすることが当たり前と自然に思ってもらえるようにします。トライをしたら褒めることで、自信と英語力の向上につながる
Always Tryを実践できた生徒さんの行動には、先生が必ず「Good job!!」と褒めてあげるようにしています。 答えが間違っても、答えたトライに「Good job!!」、答えがわからなくても、「I don’t know.(わらかない)」と言えたら「Good job!!」 しっかり褒めることで、わからなくても大丈夫、「トライすることが、正解なんだ!」ということを体に染み込ませるのです。 これができるようになってくると、「わからない」「間違えたらどうしよう」という不安は徐々に無くなっていき、自分から思ったことを発言する積極性が生まれてきます。 そのような実践の繰り返しをしながら、英語力の成長に合わせ難易度を調整していくことで、3ヶ月を経過する頃には、「跳び箱方式」をとらなくても、先生が質問すると、「当てて!」と言わんばかりに体を前のめりにしながら、手を上げている様子を見ることができるようになります。体験生のサポートをしてくれる1年生

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