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英語漬け生活と活きた英語に触れる時間の重要性 – 私の留学体験記 Vol.3

Thank you“の一言のみで辿り着いたアメリカの地で、英語力ゼロからの英語漬け生活が始まりました。最初は全く話せなかった英語も、チャレンジし続けたことで短期間で驚きの変化がおきました。
英語習得に必要なのは学習時間に加え、活きた英語にどれだけ触れるかも重要だと気付きました。

ホームステイ先の家族

日本で出会ったオクラホマ出身の先生のご実家でのホームステイ生活。これから一緒に寝食を共にする家族は、オーストラリア人のパパさん(当時60代)とアメリカ人のママさん(当時50代)の2人です。

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パパさんは牧師さんで、短大での宗教学の講師をしながら、ボランティアで刑務所に収容されている若者にも宗教を説き、週末は教会で若者に聖書の勉強を教えている、かなりアクティブでキャラクターの濃い熱い人です。語学学校で留学生に英語を教えていたという経歴もお持ちで、当時英語力0の私にも慣れた様子でどんどん話しかけてくれました。

ママさんは看護師さんでとても穏やかなのですが、言葉の通じない外国人の私にどのように話しかけたらよいのか、どのように接したらよいのか、最初は戸惑っている様子でした。

英語オンリーの環境

毎日のコミュニケーションは全て英語。相手の言っていることを理解するのはもちろんですが、こちらの伝えたいこともすべてを英語で!日本語は全く通じない!という毎日です。
例えば、無事にアメリカに到着した事を日本の家族に伝えたくても「電話を貸してください」が言えない状況でした。
「電話はテレフォンでしょ?借りるって何だっけ?ください・・・ってプリーズでいいのかな?」と片手に辞書を抱えながら伝えるといった状態でした。
特に最初の数週間はこの状態が続き、相当のストレスを抱えていたことを記憶しています。

独自の勉強方法

伝わらないストレス、理解が出来ないストレスから「もう分からない!」と投げ出しそうになり、その不安から言いたい事を声に出せずに飲み込んでしまう事もたくさんありました。
しかし、ずっと黙っている訳にもいかない(それはそれでストレス…)ので、英語力アップのために実践したことがあります。

  • 知っている単語を使ってとにかく積極的に話す。
  • 会話やテレビを通して耳に残った気になる単語をすぐに辞書で調べる。(辞書は片時も離さない)
  • 調べた単語はその日のうちに会話で使う。
  • 聞き取れない事、わからない事はその場ですぐに聞き返して確認をする。
  • 発音の難しい単語を寝る前に声に出して何度も言い、聞いた通りの発音で言えるまで繰り返し練習をする。
  • 寝る前にベッドの中でランダムに当時の私の愛読書である辞書を開いて読む。
  • ディズニーやドラマ、サスペンスなど、ジャンルを問わずにいろいろな映画を毎日観る。

辞書を使った方法が多いですが、単語の使用例や類似語などの記述があり、じっくり目を通してみるとおもしろいんです。そしてかなり勉強になります。

こうして見ると、私の取り組んだ方法は日本でもやろうと思えばできることばかりですが、日々の生活も全て英語の環境だと効果が高まると実感しています。

驚きの変化

取り組みを始めてから2週間が経った頃にふと自分で気づいた変化がありました。
聞き取れる英語の量と話す内容が一度で伝わる頻度が増えたことです。

日々の取り組みに加え、コミュニケーションツールとして英語を使う生活に慣れてきたことで、自分でも気づけるほどの違いが生まれていました。あれほど苦手だった英語で嬉しさと楽しさを感じるようになったのもちょうどこの時期です。

今までテストの為に覚えていた文法は、英語を聞き取るコツや英語特有の発音(フォニックス)を覚えると、不思議と「音」や「感覚」で理解ができるようになり、「ラララララ」と聞こえていた言葉も単語として一つ一つ区切られて聞き取れるようになってきます。
たどたどしいながらも少しずつ弾んでくるホームステイ先の家族との会話に「楽しい!!!もっと分かりたい!もっと話したい!!」の思いが強くなり、自分からどんどん話すようになって行きました。

日本にいながら海外留学体験ができる空間を

私の経験を日本にいながら子供達にも体験してもらいたい。
その想いからキッズパスポートを設立し、私自身が海外で実践した「英語漬け生活の効果」のロジックを最大限に活用し、「聞いて覚える」「英語環境で過ごす」「体感しながら実際に使う」に集中をしたレッスンを行っています。

英語でアクティビティ、英語でゲーム、英語でワークショップ、英語で食事と、キッズパスポートで過ごす数時間は英語オンリーの環境です。

私が子どもの頃にこんな環境があったら良かったな・・・

西田 幸次

西田 幸次

楽しい・ワクワク・ドキドキを抱えながら、日本語を自然と覚えたように英語を習得して欲しい…それがキッズパスポートの目標です。 スクール長として、時にはお料理担当として子どもたちと触れ合い、日々の表情に気を配りながら、子どもたちの成長と「やりたい!」という意欲を育んでいきたいと考えております。

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