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学習時間の確保こそが、まず先決

こんにちは。校長の西田です。 今週発売のPRESIDENTの英語特集でも取り上げられていましたが、2016年5月29日実施分から「TOEIC出題方式」が大きく変わります。

どう変わるのか?

簡単にいうと「より実践的」になることで、リアルな英語力が求められます。 公式サイトとPRESIDENTの特集記事によると、リスニング問題では2人の会話から3人の会話になったり、より口語表現を重視した言葉が使われます。リーディング問題では、チャットや図などの視覚情報を読み取って正解を出さなくてはいけなくなります。 今回の大きな変更には、ネイティブが使用する言葉が大きく変わってきたという背景があります。 e-mailやチャットの発達によって、より簡潔で短い表現が使われるようになり、実際には20年前と比べてネイティブが使う1文の長さが、半分から3分の1程度になっていることを受け、「よりスピーディ且つ、簡潔なコミュニケーション」が実際の現場で求められる為です。

教育現場の英語環境も変わりつつある

一方、学校教育の現場でも今後のグローバル社会を見据え、英語環境も大きく変わろうとしています。 小学校5年生からだった英語の授業が2020年より3年生から開始となります。早期から教育していき、英語学習の時間の確保をしていくことの必要性を感じていることの表れでしょう。 よく英語教育については、他のアジア諸国と比較して遅れをとっている、といわれていますが、実際にどれくらい遅れているのでしょうか? 「小学校英語の現状・成果・課題について」の【小学3年生からの英語授業開始年】の比較では
  • 韓国: 1997年
  • 台湾・中国: 2001年
  • 日本: 2020年予定
上記のように、20年程度の差があります。 また、現状の5年生及び6年生の【週の英語のコマ数比較】(英語の授業時間数)で比べると
  • 日本: 1コマ / 週
  • 中国・韓国・台湾: 2コマ / 週
とほぼ学習時間も倍です。つまり、英語学習にとって必要なものは、早い時期から始め、結果的に時間をかけて学ばせないといけない。という特徴を如実に表していると思います。 国別のTOEFL、TOEICの平均スコアの差にも目を向けてみると、 compare_scores 出典: グローバル留学センター 1位のシンガポールは1年生から母語と英語の授業が始まり、1、2年生では17時間/週の英語の授業があります。 これは国家的に言語重視政策が重点的に行なわれていることもありますが、やはり「開始時期」「時間数の確保」に違いがあるのは明らかです。 つまり、「学習時間の確保」から生まれる差が、言語習得の差を生む大きな一つの要因になっているといえます。 「学習時間をどれだけとらせるべきか?」 という観点で、英語の学校や塾、スクール選びをすることは、親御さんにとっても非常に大事なポイントであることが再度ご認識いただけたと思います。 とはいえまだまだ遊びたい盛りの子供達、ただ座って勉強するだけではなく、様々な物事を経験しながら英語を学ぶことができる環境がよりベターなのではと思うのは、私だけではないと思います。 英語嫌いになっては元も子もないですからね。

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