キッズパスポートでは、平日の通常レッスンの無料体験の参加を受け付けております。

アメリカ留学のきっかけ – 私の留学体験記 Vol.1

はじめまして。Kids Passportの西田です。子ども達からは「まき先生」と呼ばれています。
Kids Passport は2月1日(月)に正式にオープンしましたが、1月のプレオープン時には、たくさんの方に体験会に参加していただきました。ありがとうございます。

私は17歳の時から7年間アメリカに留学し、帰国後も英会話スクールなど英語に深く関わる仕事をしてきました。なので、Kids Passport の開校には、英語教育に対する私個人の思いもたくさん詰まっています。

今回から数回に分けて、これから出会う皆様に少しでも Kids Passport を身近に感じていただければと、私自身のストーリーをお伝えできればと思います。

夢が実現できなくて、ダメだった学生時代

小さい頃から「大好きな動物に関わる仕事がしたい」という夢を持っており、進路も「トリマーになるために専門学校に行く」の一点のみで考えていました。
しかし、毛質や種類によってはクシャミや鼻水が止まらない、目がはれる、湿疹ができるなどの症状が出る動物アレルギーであることが判明し、トリマーに関わらず動物関係の仕事に就けなくなってしまいました。

当時の私はその道しか考えておらず、仕方なく始めた高校生活も通う意味や目的が見いだせず、親の大反対を押し切り勝手に中退しました。

英会話スクールとの出会い

高校を中退したものの特にやりたいことがなく、生活も不規則になっていき、バイト先と自宅を往復するだけの毎日を過ごしていました。そんな折、知り合いの外国人が英会話教室をやっていて、誘われるがままに通い始めました。

小規模の英会話スクールでしたが、学生時代を満足に過ごしていない私にとっては貴重な時間で、少しずつ前向きになり、英語への興味も抱くようになりました。

まさかのホームステイ!?

「僕のお父さんとお母さんのおうちにホームステイできるよ」

通い始めて数レッスンしか受けていない私に、アメリカのオクラホマ州出身の先生に突拍子もなく言われた一言です。なぜこの話になったのか思い出せませんが、目的がなく過ごしていた日々から少しずつ変わりかけていた私を見て声をかけてくれたのかもしれません。

ところで、オクラホマってどこ?

オクラホマは、アメリカ大陸のちょうど南中部に位置するフライパンのような形をしている州で、隣のニューメキシコ州やテキサス州などとは違い、特に観光スポットもなく、アメリカ人ですらよほどの理由がないと訪れることのない所です。

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↑ これは私の住んでいた「Tulsa」という街のシンボルで、 golden driller や oil man と呼ばれています。「Tulsa」は油田があることで知られている土地なんです。

しかし、英語に興味をもったばかりの私には、オクラホマがどこなのかすら分かっていませんでした。
今でも「アメリカのどこに住んでいたの?」と聞かれて「オクラホマ」と答えると、ほぼ100%の確率で「なぜオクラホマ??」と驚かれます。

背中を押してくれた両親

突然のホームステイ話であまり実感もなく、両親からも反対されると思い軽い気持ちで伝えると、

「良い機会じゃないか。じゃあ、行ってきなさい」

予想外の返答に戸惑っていると、「このまま日本にいて何をするつもりだ?ずっとこのままでいいのか?」父親の言葉に、『英語が話せたら楽しいだろうな。』と英語に少し興味を持ち始めていた自分に気づき、背中を押してもらうようにアメリカ留学を決めました。
語学学校への入学申し込みとビザの取得を早々に済ませ、感動の別れといった儀式もなく「じゃあねー」と軽いノリで成田空港を飛び立ちました。

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当時のダウンタウンの様子ですが、現在もあまり変わっていないそうです…。

アメリカ留学のきっかけは、私の性格なのか、かなりアッサリとした感じでした。ですが、目的を見失っていた私にとって、英語との出会いは世界が広がるとても貴重な体験になりました。
このきっかけがなければKids Passportを開校することはできず、今思えば、「行ってきなさい」と17歳の娘を国外に送り出した両親の判断力と肝っ玉に感謝しています。

西田 幸次

西田 幸次

楽しい・ワクワク・ドキドキを抱えながら、日本語を自然と覚えたように英語を習得して欲しい…それがキッズパスポートの目標です。 スクール長として、時にはお料理担当として子どもたちと触れ合い、日々の表情に気を配りながら、子どもたちの成長と「やりたい!」という意欲を育んでいきたいと考えております。

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