仕事や事情によって、小学校が終わったあとの放課後に「学童保育」を利用する方は多いですよね。特に共働きのご両親にとって、学童はなくてはならない存在です。
学童保育は便利に利用できる一方で、送迎時間などで困る人も少なくないでしょう。保育園・幼稚園から小学校に入学するとお迎え時間が早くなり、場合によっては親の就業も見直さなくてはならない「小1の壁」がやってきます。
今回はそんな学童のお迎え事情について、学童ではどのくらい預かってもらえるのか、お迎えに間に合わない場合はどう対処するのかを解説。来年春から学童利用を考えている、新1年生のパパ・ママは特に必見です。
この記事はこんな方におすすめ▼
- 学童保育の送迎でお悩みの方
- いざというときの子供の送迎方法が知りたい方
- 習い事と学童保育を両立させたい方
この記事ではこんなことがわかります▼
- 学童保育の送迎事情
- 学童保育のお迎えが間に合わないときの対処法
- 学童と習い事を両立させる方法
1.公立学童のお迎え時間や送迎サービスの有無
公立学童とは、学校やその近隣に施設を構える「自治体運営の学童保育」を指します。地域にかかわらず、公立学童ではお迎え時間と送迎サービスの有無がおおむね決まっているため、事前に知っておきましょう。
1-1.公立学童の一般的なスケジュールとお迎え時間
各公立学童で細かなスケジュールは異なりますが、主に以下のような過ごし方が一般的です。
- 来た順番に迎え入れ
- 15~16時のおやつタイムまで宿題や遊びをして過ごす
- 18時前後になると閉所、お迎えの時間に
公立学童は学校から通いやすい場所にあるケースがほとんどのため、行きなら低学年の子でも親の送迎は必要ありません。閉所は学童によって異なりますが、2017年厚生労働省の発表によると9割以上の施設が18~19時に終了します。
18時頃にお迎えが必要だとすると、「お迎えが間に合わない!」と頭を悩ませる方もいらっしゃるかもしれません。実際に、学童に入れたはいいものの、フルタイム勤務を諦めてパートや時短で働く保護者さんも多くなっています。
Point
多くの公立学童は19時近くまで働く親世帯にとって利用しづらい
1-2.公立学童には送迎サービスはない
公立学童には、基本的に送迎サービスはありません。施設からは子供だけで帰宅しなくてはならず、低学年のうちは保護者のお迎えが必須とも言えます。
小学校と自宅が近く、子供だけでも帰宅が可能なら問題にはならないでしょう。しかし、帰宅時間は18時以降になること、児童一人が徒歩で出歩くことを考えると、保護者の迎えや送迎サービスなど、学童を利用する前になんらかの対処方法を考えておいた方が安心です。
2.学童のお迎えに間に合わない場合の対処方法
公立学童のお迎えに間に合わない場合、親が合わせて働き方を変えなくても良い対処方法がいくつかあります。
ここからは、学童のお迎えに間に合わないお悩みを解決する4つの対処法をご紹介します。
2-1.ファミリーサポートを活用する
ファミリーサポートとは、自治体が運営する子育て支援制度のこと。会員登録が必要ですが、育児や家事など身の回りの困ったことを、援助会員が代わって行ってくれるサービスです。
ベビーシッターなどと異なり、価格がリーズナブルな特徴があります。学童を含む子供の送迎もファミリーサポートにお願いできるため、学童に通う日だけ利用するのも選択肢のひとつです。
ただし、ファミリーサポートは基本的に希望者のみで構成された相互援助活動です。地域によっては援助会員の数が少なく、利用が難しいこともあるかもしれません。
また、お願いする会員と子供との相性も見極める必要があります。ファミリーサポートに学童のお迎えを頼む場合は、あらかじめチェックしておくと安心です。
2-2.信頼できる人にお迎えをお願いする
近くに住んでいる祖父母や親族、近所のご友人など、信頼できる方にお迎えをお願いする方法もあります。お子さんのいるご友人なら、同じ子供を持つ親同士、うまく助け合えるかもしれません。
ですが、一方的に頼み続けてしまうとトラブルの原因になる可能性も。交代で子どもを送迎しあったり、平日に送迎できない分土日などの送迎を担当するといった「助け合い」の精神を常に持つ意識が大切です。
これは、祖父母をはじめとする親族にお願いする場合も同じです。感謝の気持ちを忘れないようにしつつも、学童のお迎えを任せられないか信頼できる人を探してみましょう。
2-3.民間学童を利用する
公立学童は18時ごろに閉まってしまい、送迎サービスもありません。そこで、送迎サービスや延長して学童を利用できる「民間学童」を利用してみるのも選択肢のひとつです。
民間学童は公立学童と異なり、運営元が民間企業・学校法人です。民間学童には送迎サービスがあることも多く、送迎が間に合わない場合は延長保育も選択できます。
送迎の関係上、公立学童を利用せず民間学童を選ぶ方も多くなっています。民間学童は公立学童と比べて待機児童が少ないため、学童に入りやすいのも嬉しいポイント。ただし、民間学童にはお迎えなど付加サービスがある分、利用料金が公立学童と比較して高めなので注意しておきましょう。
Point
公立学童に比べて、民間学童なら子どもの送迎に手間がかかりにくくなる
3.お迎えに間に合わない場合は英語学童も選択肢のひとつ
英語学童とは、民間学童の一種です。子どもを預かってくれる学童保育にプラスして、今人気の英語学習のサービスも受けられる施設を指します。
学童保育に通う場合、「習い事はできない」と諦める方も多いですよね。英語学童は学習塾や英会話スクールとしての機能を持つため、学童と習い事を両立できるのも特徴です。
英語学童ではどのようなサービスが受けられるのか、英語学童に通うメリットをご紹介します。
3-1.英語学童なら預かり時間中に英語に触れられる
英語学童は預かり時間中に英語を学べます。子供が英語を習う場合、ほとんどが週に1度1時間程度のレッスンですよね。学童時間なら平均して1回で2~3時間ほど英語と触れ合えます。
また、通学時間も省略できるので、放課後の時間を有効活用できるのが特徴です。
また、英語学童のなかには、学習塾のような座学を行わずにゲームや外遊び、おやつの時間などのアクティビティ中も英語を使って楽しく学べる施設もあります。「英会話教室はうまくいかなかった…」という子でも、英語を楽に身につけられるかもしれません。
3-2.施設によっては延長や送迎サービスを利用できる
英語学童によって異なるものの、民間学童の多くは夜間までの延長保育や送迎サービスを用意しているところも多くなっています。
「英語学童に通わせたいものの、お迎えの時間に間に合いそうにない……」という方は、送迎サービスの有無や延長保育のサービスについてしっかりチェックしておくのをおすすめします。
ただし、延長保育には別途料金がかかったり、お迎えサービスのない学童もあったりするため注意が必要です。事前に調べておくのをおすすめします。
3-3.英語学童を選ぶ際のポイント
近年では「学童のお迎えが難しい」と多忙を極める保護者の方から、学童と習い事を両立できる英語学童が人気を集めています。送迎サービスも含まれている英語学童なら、お迎えの手間もかからず、子どもが英語を身近に触れられるのもメリットです。
しかし、今人気の英語学習だけあってさまざまな施設があります。
英語学童を選ぶ際は送迎のしやすさや送迎サービスの有無など「通いやすさ」を重視しましょう。
公立学童と異なり英語学童は小学6年生まで通える施設も多いため、数年通う点をふまえてあらかじめ通いやすさをチェックするのが大切です。
また、「英語を学べる」点を重視している場合は、カリキュラムの内容やオールイングリッシュなどの学習に力を入れているかチェックするのもポイント。英語学童のなかにはネイティブ講師が在席しているケースも多く、本場の英語を身近に感じられるため、より実践的な英語能力を身につけられると評判です。
そして最後に、何よりも重視したいのは子供自身の興味と性格に合うかどうか。アクティビティの多い学習方法よりも、座学中心の学習スタイルが合っている子もいます。口コミなどを完全に信用せず、まずは体験学習などで実際に子供との相性を確認するとよいでしょう。
まとめ
学童保育に関するお悩みで、大きな割合を占める「お迎えが間に合わない」という問題。送迎サービスや民間学童を利用したり、習い事という学び場を加えた英語学童を選んだりすることで対処は可能です。
横浜市にあるキッズパスポートは、送迎サービス・延長保育ありの忙しい親御さまにも嬉しい英語学童。ネイティブ講師が在籍するオールイングリッシュの環境で、子供に気軽な「留学体験」を楽しんでもらえます。気になる方は、まずは無料体験をチェックしてくださいね。
https://kids-passport.jp/
投稿者プロフィール
-
西田 幸次
-
楽しい・ワクワク・ドキドキを抱えながら、日本語を自然と覚えたように英語を習得して欲しい…それがキッズパスポートの目標です。
スクール長として、時にはお料理担当として子どもたちと触れ合い、日々の表情に気を配りながら、子どもたちの成長と「やりたい!」という意欲を育んでいきたいと考えております。
コメント