「小学生の子どもに英会話を習わせたい」
「今のうちから英語を始めて、将来に役立てたい」
このように、小学生のお子さんに英会話を習わせたいと思っている方も多いのではないでしょうか? ただ、料金や効果が心配で、すぐに決断できない方も少なくないはず。
また小学生向きの英会話教室はオンラインも含めるとたくさんの種類があり、どの英会話教室を選べばいいのか迷ってしまいますよね。
そこで本記事では、小学生にもおすすめの英会話教室・オンライン英会話教室を5つずつご紹介! さらに、もうひとつの選択肢として「英語学童(アフタースクール)」もご紹介します。
お子さんの将来の可能性を広げるため、ぜひ本記事を参考にベストなスクールを選択してくださいね。
この記事はこんな方におすすめです▼
- 今から小学生の子どもに英語を習わせたい方
- 小学生の英語学習にはどのくらい料金がかかるのか知りたい方
- 小学生向けの英会話教室を一覧で比較したい方
この記事ではこんなことがわかります▼
- 小学生向け英会話教室の種類や特徴
- 小学生向け英会話教室の料金比較
- 我が子に合った英会話教室の選び方
1.小学生向け英会話スクールの選択肢と選び方
今人気の小学生向け英会話教室。各教室でさまざまな特徴があり、小学生向けの「英語に慣れ親しむ工夫」がたくさんあります。
とはいえ、特徴的だからこそ「どんな英会話スクールがあるんだろう?」「うちの子に合う英会話スクールはどこ?」と悩んでしまいがちです。
そこで、まずは小学生向けにどんな英会話スクールがあるのか、その選び方を考えていきましょう。
小学生向け英会話スクールを大まかに分けると、
- スクール型の英会話教室
- オンライン方の英会話教室
- 英語学童
この3種類。どれも今現在人気の習い事です。
それぞれの特徴と実際にどんな英会話教室があるのか、ひとつずつ詳しくご紹介します。
1-1.スクール型の英会話教室
スクール型の英会話教室とは、学習塾のような教室の中で生徒が集まり、授業を行う形で英語を学ぶものです。スタンダードな形で、小学生向けの英会話教室だとスクール型を想像する方も多いでしょう。
なかにはマンツーマンで英語を勉強できる英会話教室もありますが、ほとんどがグループで学びます。お友達と一緒に通ったり、小学校のような慣れた授業形式で英語が学べるのがメリット。
また、常に座学ではなく音楽や軽い運動と一緒に英語を学ぶこともあり、明るい雰囲気で英語を楽しむスクール型の英会話教室は増えているようです。
スクール型の英会話教室は、ほとんどの場合で送迎サービスがありません。親の送迎が必要になったり高学年になると子どもが一人で通うこともあったりするため、自宅付近の通いやすい場所にある方がよいでしょう。
通いやすい英会話教室の方が小学生の子どもにとっても負担が少なく、長く続けやすいのも嬉しいポイントです。
以下に小学生にもおすすめのスクール型の英会話教室をまとめました。全国展開しているところも多いので、家の近くにある教室を探してみてください。
1-2.オンラインの英会話教室
最近増えているオンラインの英会話教室。大人からも人気のオンライン形式は、何よりのメリットとして「場所を選ばず英語を学べる」ことがあげられます。英会話教室に通いたいけれど、「子どもが通うのを嫌がる」「仲のよくないお友達が入ってきて行かないと言い始めた…」とトラブルも起こりがちです。
小学生も受けられるオンラインの英会話教室なら、慣れた自宅という環境で気軽に英語のレッスンが受けられるため、スクール型で起こるストレスを緩和してくれます。
英会話教室によって進み方はさまざまですが、なかには専用の端末を用意してくれることも。子どもにとって「自分専用」のタブレットが持てるのは嬉しいことですよね。
学習の様子も保護者が見守りながら進められるので、子どもの英会話教室に効果があるのか不安に感じる方にとっても安心です。
一方で、「毎月こなす課題があり一度遅れると子どもが続けなくなる」「家でやることで注意力が散漫に」「オンラインの使い方がわからない!」とオンラインならではの悩みも増えてしまうことも。
配信形式のオンライン学習だと、講師と直接やり取りする機会も限られるでしょう。そのため、自分の力で学習計画を立ててスケジュール通り実行していく強い意思や、英語に取り組みやすい家庭内の工夫も必要になります。
1-3.英語学童
英語学童とは、学童保育と英語教室が組み合わさった形を指します。学童保育は、両親が共働きなどで放課後小学生の子どもを見られない場合に、代わりに保育をしてくれる場所。放課後の時間は平均して3~5時間と長いため、その間に人気の習い事である英会話教室も同時に体験できます。
今英語学童はかなりの注目を集めていて、その内容も「学童保育の間は常に英語を話すオールイングリッシュ」や「英語でスポーツを楽しむアクティビティ付き」や「ネイティブ・バイリンガルの先生と触れ合いながら英語を習う」など多種多様。
どの英語学童も、まるで自宅にいるような過ごし方で自然と英会話に触れられる工夫がつまっています。そのため、小学生の子どもが抵抗感なく英会話を学ぶ効果も期待できます。
英語学童は全国にたくさん存在しますが、まずは子どもに合うところかどうかをチェックして選びたいものです。学童保育時間が長い分、環境や先生、通っているほか児童との相性は大切。また、「入ってみたら座学ばかりで英語塾みたい…」とイメージが異なることもあります。
保護者が望むような英語学習のスタイルがあるかどうかも確認しておきたいところです。
以下におすすめの英語学童をまとめましたが、どの英語学童も小学生に向けた体験入学が用意されています。選ぶときは一度実際の雰囲気を確かめておき、さらに「送迎は可能か」「送迎サービスはあるか」など通いやすさで比較するとご家庭に合う英語学童を見つけることができるでしょう。
2.小学生向け英会話スクールの料金比較
小学生が英会話スクールに通う場合、保護者にとって決め手はたくさんありますが特に気になるのが料金ではないでしょうか。
ここからは、先ほどご紹介した小学生向け英会話教室の種類ごとに料金を調べてまとめました。それぞれでかかる料金を知り、選ぶときの参考にしてくださいね。
2-1.【おすすめの英会話教室の料金】
スクール型の小学生向け英会話教室だと、月謝は平均して10,000円ほどかかると考えておきましょう。さらに、
このような月謝以外の費用もかかる点に注意が必要です。
月謝が安くても初期費用が高いところ、月謝が高くても初期費用が比較的抑えられるところなど、各スクールによって費用はさまざま。まずは総額でどのくらいかかるのか、合計の費用を計算すると比較が簡単です。
英会話教室の料金は月ごとにかかるものなので、予算内に収まり家計を圧迫しないものを比較して選ぶのがポイントです。
おすすめの英会話教室 | ECCジュニア | Be studio(ベネッセ) | シェーン英会話 | イーオン子ども英会話 | ヤマハ英語教室 |
料金の目安 | 入学金5,500円教材費16,760円~月謝6,600円~
| 【プラザ校の場合】 入会金11,000円年会費6,600円 教材費19,888円~月謝9,460円~ | 【小人数レッスンの場合】 入学金16,500円スクール管理費1,650円 月額教材費レベルによって異なる月謝11,000円~ | 入学金11,000円システム管理費1,100円 月額教材費レベルによって異なる月謝8,800円~ | 教材費・入学金・施設費は施設によって異なる 月謝8030円~ |
月のレッスン回数 | 4回/年間43回 | 4回/年間42回 | 4回/年間44回 | 4回/スクール毎に異なる | 4回/年間42回 |
1レッスンあたりの料金 | およそ1,900円 | およそ2,700円~ | およそ3,000円 | およそ2,200円 | およそ2,300円 |
2-2.【おすすめのオンライン英会話の料金】
初期費用を抑えられるのが、オンライン形式の英会話教室です。
なかには専用の端末代など教材費がかかるところもありますが、自宅にある端末を使えば月額料のみで始められるところも。自宅で始められる習い事なので、小学生の子どもを英会話教室へ送迎するのにお金がかからないのも嬉しいポイントです。
ただしオンライン形式の英会話教室では、「1レッスン25分」と短めに設定されているところが多いです。子どもによってはなかなか英会話教室の効果が見られなかったり、短い分さぼってしまいがちになるので、しっかり対面式のオンラインレッスンを選んだり繰り返し予習・復習できるところを選ぶのもポイントのひとつ。
小学生も参加できる無料体験はオンラインでも多くの英会話教室で採用されているので、料金で比較検討した後は実際に試してみてから選ぶと失敗を防げるうえ、子どもとの相性もよいか確かめながらスタートできます。
オンライン英会話教室 | kimini英会話(学研) | DMM英会話 | ベルリッツ・キッズ | リップルキッズパーク | hanaso kids |
料金の目安 | 月額5,480円~ | 月額6,480円~ | 月額7,150円~ | 月額3,122円~ | 月額3,300円 |
月のレッスン回数 | 毎日(1レッスン25分~) | 毎日(1レッスン25分~) | 年間40回(1レッスン40分~) | 4回(1レッスン25分)~ | 4回(1レッスン25分)~ |
1レッスンあたりの料金 | およそ180円~ | およそ163円(公式サイトより) | およそ4,290円 | およそ780円~ | およそ825円(公式サイトより) |
2-3.【おすすめの英語学童の料金】
最後に小学生が参加できる英語学童は、ご紹介する英会話教室のなかでも学童保育と一緒になっているために、高価な印象を受けるかもしれません。とはいえ、民間学童に通いながら英語教室を習うと両方の料金がかかるので、すべてをまとめた金額だと考えるとお得な場合もあります。
学童保育と同じサービスを受けられるため、多忙な世帯でも安心して小学生の子どもを預けられます。なかには送迎サービスもあり、比較的安全に子どもを通わせられるのもメリットです。
「ちょっと高くて始めるのは勇気が出ない」という方でも、春休み中や夏休み中などにはお得な短期講座を開講していることもあります。また、お友達からの紹介割引や年度始まりの割引キャンペーンなどを利用すると料金が安くなることもあるため、タイミングを工夫すればスタートしやすいでしょう。
英語学童 | Kids Duo | Kids UP | Blue Dolphins |
料金の目安 | 送迎なしコース週2:33,000円週3:46,000円週4:56,600円週5:64,800円 | 週2:34,000円週3:47,000円週4:57,200円週5:65,600円 | アフターコース(週1回2時間):15,435円~サタデーコース(週1回3時間):19,845円~ |
月のレッスン回数 | 週2~5日 | 週2~5日 | 週1~5日 |
1回あたりの料金 | およそ4,100円~ | およそ4,200円~ | およそ3800円~ |
なお、英語学童では月額料金以外にも入会金やオプション等の料金がかかる場合もあります。詳しくは下記の記事でご紹介していますので、参考にしてください。
2022.05.28
「英語学童の料金はどのくらいなのか知りたい」「希望の英語学童が適正価格か確かめたい」
そのような方も多いと思います。
スクール...
ご覧のように、英語学童は料金も決して安くなく、さらに子どもが長い間過ごす場所です。料金の比較はもちろんのこと、通いやすさや子どもとの相性もしっかりチェックして選ぶようにしましょう。
3.小学生におすすめの英会話教室(スクール型)5選と特徴
これまでに場所や料金での各英会話教室の比較をしましたが、同時に大切にしたいのは「どんな英会話教室なのか」という点です。それぞれで特徴も異なるので、こちらもあわせて比べた上で相性の良い英会話教室を選びましょう。
まずは、小学生向けスクール型の英会話教室をご紹介します。
3-1.ECCジュニア
小学生の親しみやすい頻出単語から学習していくECCジュニアは、モニターとカードを使って単語学習ができます。復習と新出単語の学習は「単なる作業」になりがちですが、子どもの興味を上手に引き出し、まるでアクティビティのように進んでいくのだとか。
テキスト中心の進み方ですが子どもが英語を声に出し表現するシーンも多いため、「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能がバランスよく身につきます。
3-2.Be studio(ベネッセ)
通信教育で人気の高いベネッセが運営するスクール型英会話教室。日本語講師の採用率が厳しく、質の高い授業を受けられると評判です。
Be studioは子どもが小さなときから慣れ親しんだ大人気キャラクター「しまじろう」と一緒に英語をスタート。英語の勉強ではありますが楽しさを重視して進めていくため、勉強に苦手意識のある小学生の子でも英会話に慣れやすい特徴があります。
3-3.シェーン英会話
細かな技能段階を設け、子ども一人ひとりに合うレッスンを提供するシェーン英会話。最近では同じ年齢の子どもが始める場合でも「アルファベットの書き方から学ぶ」「幼稚園である程度英語を学んだのでさらに高度な英語に挑戦したい」とレベルが異なることがよくあります。その点を補う英会話授業を受けられるのは、大きなメリットのひとつでしょう。
さらに、シェーン英会話ではネイティブ講師が直接教える方法を採用しています。ネイティブの発音や聞き取りに慣れてほしい方にもおすすめです。
3-4.イーオン子ども英会話
イーオンは実践的な英会話を得意とする英語レッスンが特徴的。英検・TOIECといった試験も視野に入れた授業内容なので、小学校高学年の受験対策として英会話を受講する方も多いようです。
保護者アンケートでは高い割合で「子どもの英語力が上がった」と回答がありました。英会話教室は意味あるの?と不安に思う方も多いのですが、その点も補う安心できるポイントですね。
3-5.ヤマハ英語教室
音楽教室で有名なヤマハならではの英語学習ができるヤマハ英語教室。小学校入学前クラスもあるため、「子どもが慣れている英語教室」と感じる方も多くいます。
音楽に合わせて「音とリズム」で英語を学び進めていくスタイルが特徴。さらに細かなクラス分けがあり、子どもの年齢だけでなくたった今の成長に着目した授業が受けられるのも特徴のひとつです。
4.おすすめのオンライン英会話5選と特徴
オンライン英会話は、今特に人気を集めている英会話の方法です。「送迎できない」「ちゃんと授業を受けられているのか不安」と思う保護者の方は、気になることも多いのではないでしょうか。家庭で英語学習ができるオンライン英会話なら、その点も安心です。
オンライン英会話はレッスン時間や配信形態など、各社で特徴が大きく違っています。子どもの学習ペースに合うかどうかだけでなく、自宅で飽きずに学習できるか、繰り返し受講できるかなどさまざまなポイントから選んでみてください。
4-1.kimini英会話(学研)
大手教育関連企業である学研が運営するkimimi英会話。学研ならではのノウハウが詰まったオリジナル教材でレッスンを進めていきます。
kimimi英会話では特別な端末や教材を別途用意することなく、月額料金のみで専用サイトにアクセス。インターネット環境さえあれば気軽に始められるのが特徴です。
学研というと小学生向け教材のイメージが強いのですが、小学生向けのコースでも高度な英語を学習できます。初心者からさらに英語力を付けたいステップアップのための英語学習まで幅広くカバーしています。
4-2.DMM英会話
料金を見ても格安でレッスンを受講できるDMM英会話。DMMといえばCMでもおなじみの大手企業ですが、小学生向けのオンラインレッスンも展開しています。
専用アプリかウェブブラウザを使用してレッスンするので、こちらの英語教室も端末料金がかからず初期費用を抑えられます。体験レッスンは2回用意されているため、子どもに合うかどうかもじっくり選べるのが嬉しいポイントですね。
レッスンは毎日更新。英語に慣れてきて会話力を落としたくない子や、1日のうち短時間だけでも毎日学習したいという子におすすめです。
4-3.ベルリッツ・キッズ
ベルリッツ・キッズは元々スクール型の英会話教室を運営していた会社です。感染症流行をきっかけにオンライン英会話を始めたとあって、「自宅にいながら英会話教室にいる雰囲気」で受講できるのが大きな特徴。「子どもが家だとだらけちゃう」「雰囲気作りが難しい」とお悩みの方におすすめです。
ただし、オンライン英会話のなかでは料金の高さが気になるかもしれません。とはいえその分良質なレッスンと口コミ評判も高いため、まずは無料体験から始めてみるとよいでしょう。
4-4.リップルキッズパーク
オンライン英会話の大手企業「レアジョブ」がサービスを提供するリップルキッズパーク。レベルの高い講師が在籍し、またこれまでに培ったオンライン英会話のノウハウを活かした独自のカリキュラムでレッスンを進めていきます。
リップルキッズパークは1つのアカウントで、きょうだいとの共有も可能。上の子も下の子も英会話を始めたいという場合はお得にスタートできます。
4-5.hanaso kids
人気のオンライン英会話hanasoの子ども版としてリリースされたhanaso kids。システムが非常にシンプルで使いやすく、オンライン英会話ならではの「使い方が分からない…」を解消してくれる特徴があります。
また、「回数プラン」「週プラン」の2つから選べるのもポイント。子どもの状況によっては「今週は風邪を引いて参加できない」「ゆっくり学びたい」というニーズもありますが、hanaso kidsは使い方の自由度が高く続けやすい工夫があります。
5.小学生にもおすすめの英語学童3選と特徴
最後に小学生にもおすすめな英語学童を3つ、特徴別にご紹介します。ここでは全国展開している大手英語学童をピックアップしましたが、地域によって英語学童はさまざま。特に学童は毎日利用するのなら送迎も重要な選ぶポイントとなるため、お住まいの地域にある英語学童も見つけてみてください。
探す場合は「お住いの地域名+英語学童」で検索すると見つかります。
総合して「英語学童ってどんなところ?」と思う方は、その特徴をチェックしていきましょう。
5-1.Kids Duo
学習塾・幼児教育を全国で展開している「やる気スイッチグループ」が運営するKids Duo。週2回、2時間以上から利用できる英語学童で、教室内では英語会話を中心に生活します。
Kids Duoは英語を学ぶだけでなく、自分の意見や感じたことをみんなに伝える「プレゼンテーション能力」も身につく仕組みが。ネイティブ・バイリンガル講師と会話するだけでなく、みんなの前で英語を使うことで自信につながり楽しく学べます。
5-2.Kids UP
関東を中心に展開する英語学童。教室在学中はすべて英語で会話するオールイングリッシュの形式を取っており、英語に慣れない子でも遊びながら身につく「英語漬け」の環境が整っています。
英語は座学だけでなく、スポーツ・アート・理科実験やダンスなどのアクティビティを通して学習可能。より実践的な英語を使えるようになるのが嬉しいポイントです。
5-3.Blue Dolphins
クラスごとに分かれて放課後の活動を行う英語学童。小人数だからこそ、人見知りの子どもでも親しみやすいと保護者からは評判です。
講師は日本人バイリンガル・ネイティブ外国人講師となっており、本場の英語が学べます。また、英語だけでなく「多文化への理解」にも力を入れており、世界各国の文化や生活、特色をオリジナル教材で学ぶことで、多様性を理解できるようになるのも特徴のひとつです。
6.小学生からの英会話の効果は?高額で通わせる意味はある?
料金が高額だから、何となく小学生からの英会話を躊躇してしまう…。そう感じる保護者も実際には多いです。英会話に通わせたけれど、効果がなかったと口コミを見ると信じてしまいそうになりますよね。また、ご自身が英会話をしていたけれど「結局話せないから意味ない」と思ってしまう方も多いでしょう。
現在の小学生は授業で英語を扱うこともあり、小学生からの英会話教室は効果が必ずしもゼロではありません。たとえアルファベットの読み方・書き方しか学べていないとしても、他言語である英語と初めて対面したときに感じる、「苦手意識」が圧倒的に少ないからです。
喋れない子でも英語に慣れている分、授業中に感じる違和感は少なく、さらに興味を持てるようにはなるでしょう。
しかし、母国語以外の言語を習得するには「3,000時間」が必要と言われています。この点を踏まえると、たとえ吸収力の高い子どもでも、週に1度のレッスンでは英語の習得に満足できないかもしれません。より英語を身につけたいなら1日数分でもよいので、毎日英語を使い聞きなれることが大切です。
ただ、小学生の子どもはほかにもやりたいことがある場合もあり、週に1度のレッスンが適していることもあります。これは、子どもによってケースバイケースであることを保護者は頭に入れておきたいものですね。
「決して英語に苦手意識を持たず、興味を持ったらすぐ学べる環境を作りたい」と思うのなら週1の英会話教室などが、「国内にいながら英語をしっかり学んでほしい」と思うのなら週5で英語に触れることのできる英語学童・オンライン英会話がおすすめです。
7.無料でできる小学生向けの英会話の学習方法
小学生に英会話を学ばせたいけれど、その料金が高くて気になる。今通っている英会話レッスン以外にも子どもに英語に触れてほしい!
そう思う方のために、小学生向けの無料でできる英会話学習方法を教えます。
いくつかピックアップしたので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
7-1.HelloTalk
Hello Talkとはアプリに登録した全世界のユーザーと、メッセージアプリLINEのような形でやり取りができるものです。このアプリの目的はあくまで「言語を教え合える」で、投稿した英語などの言語をネイティブユーザーが添削し、教えてくれるような仕組みが整っています。
アプリ内では一部有料版があり、広告削除やさらなるサービスを利用する場合は課金が必要です。とはいえ無料版でも使い心地はよく、気軽に英語に触れる分にはおすすめできるアプリと言えます。
注意しておきたいのが、「ある程度英語が理解できる子」向けのアプリなので、まったく英語が分からない小学校低学年の子には向いていません。また、アプリ内は運営のオンラインパトロールもありますがほかのユーザーとやり取りするSNSのようなシステムなので、子ども一人ではなく親と一緒に使うことが前提です。
7-2.テレビ・YouTube・アプリ・ラジオ
毎日耳にできる気軽なテレビ・YouTube・アプリ・ラジオでも英語に触れることはできます。授業ではなく英語の聞き取りが中心なので、主にヒアリング力を鍛えるために使えるでしょう。
7-2-1.カーンアカデミーキッズ(アプリ)
幼児向けの無料アプリで、日本語が一切でない「オールイングリッシュ」を採用しています。かわいいキャラクターが英語を話し、英語が表示されるため子どもが自然とアルファベットと聞き取りに慣れてくれるのが特徴です。
対象年齢は2歳~小学2年生と低学年向けですが、すべて英語とあって中学年の子でも十分に遊べるでしょう。英語学習の補助として使ってみるのもよいかもしれません。
7-2-2.英語であそぼ with Orton(テレビ)
子どもにとってはおなじみのEテレで放映中のテレビ番組。英語を「音」で学ぶというコンセプトなので、読み・書きの基本であるフォニックスを使って自然と英語を学んでいきます。
平日に2度放映を行っていますが、オンラインサービスNHKプラスで見逃し配信も視聴可能です。
7-2-3.NHKラジオ(ラジオ)
NHKで放映もされているラジオ番組。日本語と英語が交互に繰り返される英会話番組なので、小学生でもなじみやすいのが特徴的です。
NHKラジオ英語講座はテキストも販売されているため、さらに学習を進めることも可能です。ただラジオを流しておくだけでも耳が英語に慣れるため、効果が期待できますよ。
7-2-4.ボキャブライダー(ラジオ)
1回5分という気軽に視聴できるラジオ、ボキャブライダー。ひとつの単語を5分にまとめ、英語の語彙力を増やしていく番組です。
こちらも日本語・英語両方で展開していくため、子どもにとっても理解しやすいのがメリット。つい聞き入ってしまうほどおもしろいシナリオなので、大人も一緒に楽しめるでしょう。
7-2-5.Peppa Pig(YouTube)
イギリス発祥の世界的人気アニメが運営するYouTubeチャンネル。日本語にも翻訳されているため、「絵本を読んだことがある」「アニメを見た」という方も多いかもしれません。
ブタのかわいく素朴な絵柄でストーリーを進めるアニメは、やや早口ですがはっきりとしたイギリス英語。作中に音楽も多く、流しているだけでも癒されるチャンネルです。
7-2-6.Sesame Street(YouTube)
アメリカ発祥、子どもから大人まで大人気のセサミストリートもYouTubeにチャンネルを設けています。YouTubeでは切り抜きなしの1時間長編アニメが公開されており、すべて英語で進むため英語をある程度理解できる子ども向けです。
コミカルなシーンが多く、歌も多いために楽しく英会話に触れられるのが特徴。エルモやクッキーモンスターが好き!という子も多いので、キャラクター目当てでも楽しめるチャンネルです。
ある程度理解できたら、英語字幕をオンにして単語の勉強もできるでしょう。
7-3.英語絵本の読み聞かせアプリ・サイト
ネイティブの子どもが最初は絵本から入るように、英語絵本を読み聞かせできると自然な形で英語を学べます。しかし、英語絵本を実際に購入し親が読むのはなかなかハードルが高いもの。
そこで、気軽に使えるアプリやサイトを利用して英語に触れてみましょう。ここからは英語絵本の読み聞かせができるアプリやサイトをご紹介します。
7-3-1.Oxford Reading Club
オックスフォード出版局の英語絵本をレベル別に閲覧できるサイトです。読むだけでなく、聴いて楽しむこともできるので、ヒアリングとリーディング両方に触れられます。
利用するには会員登録が必要で、一部有料となるため注意しておきましょう。蔵書は1,000冊と豊富に用意されているため、飽きずに英語絵本を閲覧できるのも嬉しいポイントです。
7-3-2.Oxford Owl
やさしい英語の絵本の読み聞かせを視聴できるサイト。登録さえすれば無料でたくさん読み聞かせできるので、お得に英語に触れられます。
こちらのサイトはイギリス英語となっており、小学生以下の子どもに読み聞かせるような柔らかなトーンと分かりやすい発音が特徴的です。英語の学習レベルごとに選べるため、子どもの学習状況に応じて適した絵本を選択できます。
7-3-3.VOOKS
絵本の読み聞かせができるアプリです。VOOKSは高音質で滑らかな英語の読み聞かせ、さらに文字がハイライトされることが特徴的ですが、無料で使用できる期間が決まっており長期間利用するためには月額料金が必要です。
絵本のレベルとしては、幼児~小学生低学年向けの優しい英語が中心。英会話の前段階として、英語に慣れていきたい子には適したアプリと言えそうです。
7-3-4.Epic!
こちらも英語絵本読み聞かせ専用のアプリ。このアプリはディスプレイ表示にこだわりがあり、パッドなどの端末やパソコンなどの大きな画面だけでなくスマホ表示でも読みやすい工夫があります。就寝前や、ちょっとした空き時間に子どもに読み聞かせも可能です。
数日間の無料体験期間ののち、有料会員へ移行します。月額1,000円かかりますが、その料金で35,000冊もの蔵書が閲覧可能です。
まとめ
小学生向けの英会話教室は種類もたくさん。さらに、効果的な意味から見ても「小学生で英会話は早すぎる?」「高くてなかなか踏み切れない」と悩みがちです。
しかし、小学生から始める英会話教室はまったくの無意味ではありません。また、英会話教室が多種多様に存在する分、それぞれの料金も異なります。「高いかも」と感じたら、比較検討して予算内に収まる英会話教室を選んでみるのもおすすめです。
今回ご紹介した英会話教室ごとの特徴をしっかり押さえて、子どもにとってメリットが大きいと感じたら、適した形態の英会話教室を習わせてあげたいですね。
なお、キッズパスポートは英会話教室のひとつである「英語学童」を行うアフタースクールです。オールイングリッシュのキッズパスポートは、学童を利用する小学生などの子どもに向けて、自然な過ごし方を通して英会話を学べる環境を整えています。
無料体験もあるため、気になる方はぜひお問い合わせから始めてみてくださいね。
投稿者プロフィール
-
西田 幸次
-
楽しい・ワクワク・ドキドキを抱えながら、日本語を自然と覚えたように英語を習得して欲しい…それがキッズパスポートの目標です。
スクール長として、時にはお料理担当として子どもたちと触れ合い、日々の表情に気を配りながら、子どもたちの成長と「やりたい!」という意欲を育んでいきたいと考えております。
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