「まあ、いいや。の精神」と安心感の大切さ
前回のブログでは、英語オンリーの環境で過ごす事で、いかに短期間で英語力が上達するようになったのかをお話ししました。
英語漬けの環境に慣れ、ホームステイ先の家族や語学学校のクラスメイトとの会話も気楽にできるようになった後にぶつかった新たな壁は?
ESL(語学学校)
アメリカに到着の1か月後から、タルサ大学の敷地内にあるESL(English as Second Language:語学学校)に行き始めました。
アジア、アフリカ、ロシア、アラビア諸国、南アメリカなど、様々な国から集まったクラスメイト達と共に、英語で英語を教えてもらう学校です。つたない英語でお互いの国の事や文化、家族の事などを夢中で話し合った記憶が今でも鮮明に思い出される楽しい経験でした。
クラスはレベルごとに6つに分かれていて、私が入ったクラスはもちろん一番下の “Level 1” 。クラスメイト達の英語力も同様に Level1 だったので、きっと会話はメチャクチャでしたが、休憩時間やランチ時、放課後などの空いた時間は何時間も夢中でお喋りをしていました。
気の持ちようで会話のレベルが変わる?
まだまだ流暢に話せるとは言えないレベルではありましたが、ホームステイ先の家族や同レベルの英語力のクラスメイト達とは気楽に(本人的には)スラスラと会話ができていました。
しかし、ホームステイ先に訪ねて来る「初対面のゲスト」や上のレベルの留学生などの慣れない相手と話す機会があるたびに「あれ?なんでだろう?」「おかしいな…いつもはもっと話せるのに」と自分でも戸惑うほどに英語力が低下するという不思議な体験を繰り返しました。
話す相手によって変わる自分の英語力(リスニング・スピーキング共に)に、「そうか…緊張してるんだ…」と、慣れない相手や自分よりも英語力が上の相手に対して身構えて「何度も聞き返しちゃいけない」「通じないかもしれない」と無意識にプレッシャーを感じていた事に気づきました。
究極の内弁慶ですね。
新たな取り組み
相手によって自分の英語力が変化する事に違和感を覚えた私が取り組んだ方法は「まあ、いいや。の精神」でした。
ホームステイ先や教室内など、限られた環境だけでしか思ったように会話ができない自分を打破するべく、大学の敷地内やショッピングモールなどの出先で積極的にいろいろな人と話をするように心がけました。
「間違ったらどうしよう」「通じないかもしれない」という気持ちが無くなったわけではありませんでしたが、意識をしていた事は「まあ、いいや。」と思う事。
「間違えてもいいや。」「通じなくても、言い直せばいいや。」と思うようになると、気持ちがとても楽になり、知らない相手との会話がスムーズにできるようになりました。
それでもやはり、一番安心をして楽しく会話ができる相手はホームステイ先の家族とクラスメイトなのは変わりませんでしたが(笑)
「まあ、いいや。の精神」と安心感の大切さ
- 英語漬けの環境
- 外国人との会話
- 英語でのコミュニケーション
改めて考えるととても過酷な環境です。
私にとってホームステイ先の家族やクラスメイトがそうだったように、キッズパスポートが子ども達にとって「まあ、いいや。の精神」と安心感を持てる場になれるよう、講師・スタッフ共に温かい環境作りと対応の大切さをモットーに毎日のレッスンを行っています。
最初は緊張して上手に話せない事もあるとは思いますが、お友達とのびのびと楽しく過ごし、講師やスタッフに安心感を持ってたくさん話す事で、どんどん英語が出来るようになって行く楽しみに変わります。
みんなが英語力を武器に世界中で活躍する将来を今から楽しみにしています!
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